たね その(2)
(前回までのあらすじ)尊敬する文章の巨人・村松恒平先生のセミナーに、縁あって参加することができたバブルス。
緊張しながら、会場へ入ると…?!
受付には、千代里さん。
参加者は、お子さんや赤ちゃんを連れたお母さんがたや、お父さんも一人おられます。
そしてホワイトボードの前にはおっきいオッチャンが…。
そう、それが村松大先生でした。
「はじめまして、○○です、よろしくお願いします」
とご挨拶すると、
「あ、ども(ぺこり)。」
その姿は、ほとんどカワイイと言っていいのではないでしょうか。(ゴメンナサイ!・(笑))
たいへんほっとしたところで、和やかな感じで講座はスタート。
テーマは、「自分の夢をかなえる」なのですが、3回連続講座で、初回にお子さん連れのメンバーが多いのを見て、より絞り込んだ、「子ども」を育てながらどう自分の夢を持ち実現していくか?というテーマに発展したそうです。
私は、恥ずかしながら、とにかく村松さんの話を聞ければと思って参加したので、テーマについて何も用意しておらず…まずは皆さんのお話を聞いていました。
参加者はもちろん大人なので、大人の「夢」について話す訳ですが、それには子ども時代のことを振り返ったり思い出すという作業が必要で、それがいつの間にか我が子の話になっていたり、その子が成長したらどんな夢を持つかの話になったり、はたまた自分の親の夢や子育ての話になったり…。
時代や年齢を自由に行ったりきたりしながらセミナーは進んでいきました。
でも、考えてみたら、人生は場面場面で区切ることはできなくて、ずっと連続しているのだから、親だって昔は子どもだし、子どももいつかは親になる。
人生全般にわたって見ていくのが当たり前というか、自然なのかもしれませんね。
印象的だったのが、「たね」のお話でした。
自分が何者であるのか、どんな方向に伸びていって花が咲くのか。
それは、親が決めて外から作り上げるものではなくて、はじめから決まっているものだと。
親ができるのは環境を整えてあげることだけ。
それも、どんどん肥料を与えるようなことではなく、できるだけニュートラルに接することで、本来の夢が花開くのだと、私は受け止めました。
具体的には、将来何かをしようとした時や挫折した時に意識の底から飛び出してその子を苦しめるような、そんな言葉をかけない、とか。
また、因果関係という言葉が何度も出てきました。
うん、たしかに、育児の中で、子どもとやり取りすることは、因果関係のオンパレードだよなぁ。
だけど、それをなくすということではなく。
無理にプラス思考をインプットするのでもなく。
因果関係をほどいて風通しをよくしたり、言葉で表せない世界(←本当はこちらの方が人の本体で、真実で、大部分ではないか)の声を聞いて仲良くしていた方がいい…。
「どんどんディープな話になっちゃったね。だいじょぶ?ついてきてる?」
でも、そういう語り口は、あくまでアニメのクマのぬいぐるみみたいでキュート(*^_^*)
後から、千代里さんともひとしきり、その話で盛り上がりました。
先生すみません。(笑)
最後に、石と新聞紙を使って、プチ現代アートづくり。
バブルス作。
写真にするとさらに何やわからへん(^_^;)

お隣に座っていた千代里さん作。

なんか懐石料理の八寸みたいじゃないですか?
さすが元芸者さん。
今回参加されていた皆さんも、子どもの年が近かったり、関心のあることが近いからでしょうか、初対面だったのに、とても打ち解けてお話することができました。
うちの超マイペースで個性的な上の子の話も、「同じ!」という声や、「うらやましい」(!)と言って下さる方もいて、帰ってきてから、いつもよりずっと温かい目で子どもを見ている自分に気付きました。
ひとことで言うと、見えない枠みたいなものがドバッと取り除かれて、ずいぶん広い場所を動けるようになった感じです。
いい体験と出会い(*^_^*)ありがとうございました!
テーマ : 気付き・・・そして学び
ジャンル : 心と身体