先週はほんとに雨続きの一週間でしたが、うって変わって高気圧で空が高くて、秋!って感じの毎日ですね。
週末、上の子は体調崩してた上、かなりの大雨だったのですが、実は、以前から申し込んでいた「
とちのみ拾い」のイベントに行ってきました!
とちの実って見たことありますか?
私も、山のお土産屋さんで見たことあるような、ないような…だったんだけど。
こんな実です。

↑ 栗まんじゅうにしか見えない?!
とちの木は全国的に生えていて、東京の井の頭公園なんかにもあるらしいですよ。
夏休み、キャンプの帰りに「源流の森で、とちの実を拾ってみませんか?」というチラシを見て、
パパが「行ってみたくない?」と聞くと、
小学生の下の子は、たいがいなんでも「行く行く!」と言うのですが(笑)、
意外にも中学生の上の子も反応したので申し込みました。
なんだろ、日本人は縄文時代から木の実を拾って食べていたというから、本能的に、
採集民族の血が騒ぐのか(笑)。
大雨警報が出て、一日延期になったものの、集合場所へ到着するころには雨も上がって青空が見えてきました。
(私が地図を見間違えてしまい、到着が遅れてすみませんでした!!)
林道を入っていくと、小川みたいに水が流れています。
てか、実際に小川も渡ります。
長靴でよかった(*^_^*)

写真ではわかりにくいけど、黒い生き物が何匹もいるの、分かりますか?
イモリ~!

写真にはうつってないけど、お腹が赤いので「アカハライモリ」という名前だそうです。
毒はないんだけど、見た目が毒々しく、ビビッていた娘も、スタッフのお姉さんが手づかみで見せてくれたので安心してぶらーん(笑)

大きな栃の木。
近づくと、こんな感じでたくさん果実がなってます。初めて見たよ。

熟すと勝手に落っこちてきて、ぱかっと割れて、実が飛び出してくるんだそう。
落ちた実は、夜の間にすぐに鹿に食べられてしまうそうで、地面にはたくさんの殻しか落ちてません。

…が、よ~く見ると、こんな風に実の入ったものも見つかりました♪

今回、子どもの参加はうちだけだったので、スタッフの皆様が次々に「ここに落ちてるよ~」と教えてくださり。。。
ありがとうございました(*^_^*)
谷にはこんな鉄のカゴが置かれていました。
奥にいるのが娘(身長165センチ)なので、かなり大きいけど、何か分かりますか?

答えは…
熊の檻!だそうです。
中にえさを置いて、熊が入ったら入り口が閉まる仕掛けなのかな。
この日はたくさんの人でワイワイ歩いていたので心配ないと思いますが、ちょっとドキドキでした。

わだちの深い林道は、軽トラックの荷台に乗せてもらって移動。
まさに
トトロの世界で、子どもたち(パパも?)、大喜びでした♪

森の中にはマイナスイオンが満ちていて、ほんとに体の内側から洗われるよう。
気管支の弱い上の子も「こんな空気がいい所に住みたい」と言ってました。
移動しながら、約3時間ほど。
こんなに拾ったよ~!

これでちょうど1キロです。
センターに戻り、手作りの「とち餅ぜんざい」をいただきました。
(充電が切れちゃって写真がないのですが(^_^;))
とち餅は私も何度か食べたことがあり、大好き♪
黒糖のような風味のとっても美味しいお餅です。
拾ったとちの実で、とち餅を作る方法も教えてもらいました。
アク抜きがポイントで、現地では、網に入れてひたすら川の中にさらしておくそうです。
が、スタッフの方もおっしゃっていましたが、水道でやるとかなりの水の量が必要なんですね。

一週間も水にさらすのは、きれいな川の流れが豊富な土地だからこそ・の方法かもしれません。
ネットで調べると、ゆでる方法なんかもあるみたいですが、昔は、貴重な焚き木を使って大量のお湯を沸かす方が大変だったのでは?と思われます。
乾燥にさせるのも、何キロも入る麻袋いっぱいに拾ってきたとちの実を、保存して冬の間に食べてゆくために乾かしたのでは?等と、とダンナと素朴な疑問を話し合いました。
わが家みたいに、1キロちょっとなら、すぐに加工してお餅にしてしまう量。
そのままあく抜きしてもいけるんじゃないかと。
とはいえ、伝統的な作り方のなかに、おいしく食べるための知恵が隠されていて、浅知恵で途中の手順を省いてしまったらおいしくできないのかも…とも思ったり。
とちの実一個から、保存食の歴史まで考えることになるなんて、いやぁ、奥が深いです!
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タグ : とちの実アク抜き