今日はバレンタインデーですね。
わが家の娘たちは、二人とも、本命ナシ(笑)の、
友チョコ&父チョコ作りに励んでおりました。(あ、じいじチョコと伯父チョコも・笑)
お姉ちゃんの作ったブラウニーたち(*^_^*)

妹の作った型抜きチョコたち(*^_^*)

私から旦那には…
今からです!(^_^;)
彼は昔から、私の作るティラミスを気に入ってくれてて、毎年クリスマスに作っていたのですが、去年はおばあちゃんの家で過ごしたので食べてなかったんですね。
その時は、「じゃあ、バレンタインにでも作るね(作れたら)」
と言ってたなぁ…そういえば。
で、今日、
旦那「
あれは?ティラミス」
内心“
ちっ、気付いたか”と思いながら(爆)
私「あ、作ったら、食べてくれる?甘いものばっかりだから…それじゃ、明日にでも作るね♪」
と切り抜けたのでした(あんまり切り抜けられてないか(^_^;)。
さて、そんな“甘ーい”チョコレートですが、実は、今年は少し違った角度からも、チョコレートについて考えてみました。
先週の土曜日、私は図書館に本を返しに行ったのですが、その時に、すぐ近くにある、フェアトレードショップ
「ねこのひたい」さんに立ち寄ったんですね。
目的は、
短編ムービー「ビターチョコレート」を見るため。
(鑑賞後にチョコの試食もあり、それも目的かも(^_^;))
この映像は、youtubeで公開されていて、誰でも見る事ができます。(各5~6分)
第一部 チョコの原料・カカオ農園の現状第二 子供たちの置かれた環境は…第三 チョコレートがお店に並ぶまでに第四 チョコレート会社はどう考えているのかチョコレートやコーヒー、紅茶、布製品など、アフリカやインドを中心とする途上国で生産されるものは、先進国の大企業が買い取ってお店に並ぶものがほとんどです。
でも、その中に、「フェアトレード」といわれる商品が少しだけ売られているのは知っていたんですね。
フェアトレードとは、毎度おなじみの
ざっくり説明すると、“作っている人たちにちゃんと利益が入る仕組み”のこと…だと思います。
※ざっくりでなくてちゃんと知りたい方はこんなサイトも→
【フェアトレード情報室】このムービーで取り上げられている、アフリカの国コートジボワールを例にとってみると、
農園でカカオを育てて収穫
↓
仲買人その1が安くで買い付け
↓(自分の利益を取る)
仲買人その2がまとめる
↓( 〃 )
仲買人その3がさらにまとめる
↓( 〃 )
仲買人その4がさらに取りまとめる
↓( 〃 )
元締め(レバノン人だそう)が何トンも集めて、ヨーロッパやアメリカの大企業へ高値で売る
…という流れだそうです。
元締めの金庫には
80万ユーロ(約8600万円)くらいのお金が常時納められているんだって。
でも、途中で、これだけ各自が儲けを取っていったら、農園でカカオを作っている人たちには、ほんとにちょっとしかお金は入らない。
そのわずかなお金で、肥料や農薬や農機具を買って、家族が食べていかなくてはならないので、小さな子も、学校に行くはずの子も、総出で働くのです。
カカオの実から豆を取り出すのは、なたで手作業で割るのですが、手元が狂ってみんな何度も怪我をしています。
成長期に、重い荷物を頭の上に乗せて運び続けるので、骨格に障害が出ることもあります。
小学生くらいの子が、防護マスクもせずに除草剤をまいています。
親も、小さな時からそうしてきたので、40代くらいでもう体を壊して働けなくなり、かわりに子供が働く…というスパイラル。
そうやって、集められたカカオ豆を、大企業も、自分たちが生存競争に勝つため、見て見ぬフリをして買い取ってチョコレートを作っているということを、今回、ムービーを見て知りました。
もちろん、スーパーで売っているチョコレートのパッケージを見ても、「このカカオ豆は、アフリカの子供たちが学校にも行けず怪我をしながら収穫したものですよ」なんて書いているワケはないし、調べる方法もないんですね。
映像では、ネスレや、フランスの有名なメーカー数社が登場していて、どこも取材には応じていませんでした。
日本のチョコレートメーカーはどこから原料を仕入れているのでしょうね。
サイトを見ると少しは独自のルートを持っているようだけど、詳しくは公開されていません。
だけど、「フェアトレード」のチョコレートだったら、少なくとも、それがどこで作られたかが分かるし、適正なお金が作った人に渡る…はず。
ムービーに出てくる子たちは、自分ではチョコレートなんて食べたこともないそうです。
楽しそうに手作りチョコを飾り付けていたうちの娘たちと変わらない年の子供たちです。
そう言うバブルスだって、全てフェアトレードのものしか買わないという訳にもいかず、今日も材料が足りなくなって急いでスーパーに行き、お買い得になっているチョコを買ってきました。
全然偉そうには言えないです。
せめて、自分にできることは?と考えて、ブログで、何人かにでも読んでもらえれば…と、紹介させていただきました。
知らないのと、知っているのと。
それだけでも、少し、何かが変わると思います。
少しビターなチョコレートのお話でした。
- 関連記事
-
タグ : チョコレートフェアトレード