旧正月も終わり、小学校で、新年最初の朝の本読みに行ってきました。
今回は、久しぶりに、養護学級へお邪魔しました。
通常は、机と椅子の並んだ教室の前に立って読みますが、ここでは、畳の上に、各学年の子たちが集まって、私も一緒に座って絵本を読ませてもらいます。
それが何とも
ホッコリして、楽しみにしているんです^^
年度によってこどもたちの年齢構成が違うので、何種類か持っていって、担任の先生に相談してみました。
今回持参したのは、幼稚園~低学年向けの紙芝居が一点と、もう少しやさしい内容の絵本を2冊。
紙芝居の、
『としがみさまとおしょうがつ』―お正月 (行事の由来かみしばい)は、ひょんなことから、下界へやってきて人間のお正月にお呼ばれすることになった神様のお話。
おせち料理や、羽根つきなどの遊びを、人間の子供と一緒に楽しみながら、それぞれの由来を教えてくれる様子が、生き生きと描かれていて、飽きずに見られます。
『ゆきのひのころわん』は、「子犬のころわん」シリーズのうちの1冊で、3分ほどで読める短いお話ですが、子犬が雪の中を歩く「すぽ、すぽ」という音の繰り返しが楽しいのと、ふんわりした雰囲気の絵がかわいらしく、どんな子にも喜ばれるお話だと思います。
私は、図書ボランティアをやらせてもらってそろそろ5年になりますが、この1年くらい、絵でも、ストーリーでも、
ちょっとアクのあるお話を読んであげたいという誘惑にかられることが多くなってきてます(^_^;)
それで、つい一癖ある絵本を選びがちなのですが、こういうほんわかした世界もやっぱり同じくらい好き。
現実には落とし穴がいっぱいありますが、
けして悲しい思いやイジワルされることのない絵本の世界に、小さい頃、自分もずいぶん助けられたものですから…。
なので、クセのある絵本と、ほっとなごめる絵本を組み合わせて読むのが、もっぱら最近のパターンです。
もう1冊持っていったのは、風邪が流行りだしたので、この絵本。
『リサ かぜをひく』キャラクターグッズで有名ですが、絵本で見ると、そんなに輪郭がはっきりとしていなくて、絵の具を重ね、筆の跡が残った絵なんですね。
でも離れて見ると、ちゃんとリサになってる。
パリの街並みもお洒落です。
同じ作家の「ペネロペ」シリーズは、自然が豊かな農場が舞台なので、背景の違いも楽しみながら読むと楽しいですよね。
『リサ かぜをひく』のお話のほうは、リサがお父さんお母さんのいうことを聞かずに水たまりで遊んじゃって、風邪をひいたのに、叱られるのが怖くて言い出せないところとか、熱が出てチョコレートアイスを食べさせてもらったのを聞きつけたガスパールがうらやましがって、「僕も熱出したいな」と言うと、リサが「それじゃあ今度一緒に水たまりで遊びましょうよ」と誘うところなど、もう、毎日聞いている幼稚園の子たちの会話とまったく一緒。
風邪がテーマの絵本って、「
たろうくんは、手洗いうがいが大きらい。すると、ある日、カゼバイキンがやってきました」みたいなのが多くないですか?
もちろんそれも大事ですけどね(^_^;)
『リサ かぜをひく』は、ベタな言い方すると、その点
エスプリが効いてますね(笑)
今日も雪空。来月もまだまだ冬のお話が続きそうです。
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