そんなに貧しいとは…

この前、ＴＶ番組で、各政党の代表が討論しているのを聞いて。

自民党→民主党への攻撃で、

「庶民はそれこそ爪に火をともすように節約して暮らしているんですよ？！スーパーの安売りをチェックして、100円ショップで買い物をして。」

と、庶民の味方っぽい発言をしているわけですが。

安売りをチェックしたり、100円ショップで買えるものは買ったりって、自分にとっては別に「爪に火をともすような節約生活」ではなくて、わりと当たり前・普通のことなんだけど…？

ああ、この人たちには、それがすごく苦しい生活の代名詞なんだ。やっぱ政治家はお金持ちなのね。
…と、ちょっとひがんだ感想を抱いてしまいました(^_^;)

それとも、デフレスパイラルの渦中で長時間過ごしていたために、苦しいことを苦しいと感じないように、自分の感覚がマヒしてしまっているのでしょうか。





↓朝、外に出たら歩いてた。カミキリムシの仲間？
ロボットみたい。まことちゃんにも似てる…。

『Mart』８月号掲載されました♪

Mart (マート) 2010年 08月号 [雑誌] (2010/06/28) 不明 商品詳細を見る

以前に、雑誌「Ｍａｒｔ」の読者サイトにて、カゴメの「トマレピ！」製品を使ったアイデアレシピ募集がありました。

「トマレピ！」とは、はるな愛ちゃんのＣＭでもおなじみの、トマトを使ったお料理ソースシリーズです。

「トマレピ!」サイトはこちら↓
http://www.kagome.co.jp/tomarepi/
たくさん種類が出ていてどれも美味しいですよ。

私は、「豚肉となすのトマト味噌炒め」のもとを味見してみた時、コクがあってこれはごはんに合う！と思ったので、焼きおにぎりを作ってみました。

29ページに掲載されてます。
私が投稿した時より、さらに可愛く美味しそうに掲載されていて感謝です♪

もう一ヶ所、228ページの「FROM　Martコミュニティ」の「こだわり調味料」コーナーでも、「キムチ胡麻」が紹介されていました。



私はいつも生協で注文しています。

これは本当に美味しいので是非お試しあれ…と言いたいのですが、お取り寄せできるのかな？
見つけたら購入先を貼りますね。

舌がん治療記録　（3）発症まで

（ボチボチ書いている治療記録です。前にも書きましたが、舌がんの治療記録は意外と少ないので、参考になればと。）

２００８年の１１月、上の子の小学校のクラスでインフルエンザが流行り、予防接種を来週に控えていたのに、間に合わず家族全員が寝込んでしまいました（泣）

治りかけたある朝、歯磨きをしていて、ふと鏡で、舌の側面に白くモヤッとした部分があるのに気づきました。

普通、口内炎なら、赤みがあってプツッとできることが多いのに、表面が平らだし、痛みも微かにあるようなないような。

それに、口内炎は長くても数日で治るのに、２週間経っても変化がないので、私も少し気になり出しました。

ネットで調べると、色々な写真が載っていて、どうも「白板症」というのに似ている気がします。
（「白板症」について詳しくはコチラ）
痛みはなく、大部分は良性のものだけれど、まれに１０年くらい放置した後にガンになることもあると。
原因は現在のところ不明。たばこを吸う人にやや多いそうですが、私は吸わないのでやはり原因は分かりません。

でも、少しずつだけど、口内炎に似た痛みは続いていて。

いよいよ、診察を受けないといけないかな…と思い始めました。

つづく→

舌がん治療記録　（4）発症まで

インターネットで「舌の異常」などのキーワードで調べると、やはり「舌がん」は必ず可能性として挙がってくるので、始めから、近所の歯医者さんではなく、検査機器や手術の実績のある、市民病院の口腔外科を予約しました。

もともと、口腔がんになる人自体パーセンテージが少ないので、開業医の歯医者さんでは、何十年も患者さんを診ていても一度も診察したことがない、ということも珍しくないそうです。

なので、もし、今現在、舌の異常で不安に思っている方が読んでおられたら、できれば近所の歯医者さんよりは、少し遠くても大きい病院に受診することをお勧めします。

さて、病院に着き、待ち合いにいる間も、診察室に入っても、
「がんだったら？」
という心配が頭から離れなかったのですが。

この時の診断は、やはり「白板症」だったのです。

主治医の先生は、
「表面や触った感じがツルっとしているので、悪性ではないと思いますが、一応、細胞を検査に出しましょう」
と言って、綿棒で舌の表面をこすり取りました。

ちなみに、がんの場合は、触ってもツルッとしていなくて、デコボコのカリフラワーみたいな感じが多いそうです。

１週間後に検査結果を聞きに行くと、
「角質化した細胞が見られますが、悪性の病変は認められません」
との診断書を見せてもらいました。

要するに、
「舌にタコができているような状態だけど、ガンではないよ」
ってことですね。

「耳にタコができる」ってよく言うけど、舌にもできるなんて初耳。
子どもにお説教しすぎだったのかな…なんて、ふざけてちゃダメですね（汗）

しかし、
「めったにないことですが、これがガンに変わる可能性はあります。お若いので、その時は進行が早いです。なので、定期的に様子を見ましょう。次は３ヶ月後に来てくださいね。」
と指示がありました。

つづく→

舌がん治療記録　（5）発症

家に帰ると、旦那には
「舌にタコができて、病院行ったのか」と笑われ。

ほっとしたものの、けっきょく何か治療ができるわけではなく、経過観察だけなので、舌のモヤモヤはずっとそこにあるんですよね。

先生からは
「滅多にないことだけど、腫瘍化することもないとは限らないので、大きくなってきたり、表面がデコボコしてきたらすぐ来てください」
と言われていました。

しかし自分では特に変化を感じることもなく、３ヶ月が経って、予約日が近づいてきました。

まだ下の子が２歳だったので、連れて行くと周りの迷惑になるし、万が一歯科の器具でも触って事故になったら大変。

だから夫に留守番のため有給を取ってもらっていたのですが、その日が職場の健康診断と重なって休めなくなってしまったんです。

連れて行こうかと思いましたが、ちょうど２００９年の春は、「新型インフルエンザ」が日本に上陸し、関西で感染者が出た直後だったんですよね。

しかも、私の通っていた病院が、市指定の「発熱外来」受け入れ病院。

今なら新型インフルエンザ対策も普及しているし、万が一かかったとしても、通常のインフルエンザ並みで済むことが分かっていますが、その時はまだ詳しいことが分からない未知のウイルスであり、とてもその病院に２歳の子供を連れていく気にはなれませんでした。

仕方なく、病院に診察日を変更してもらえないかと電話したところ、近々夫が休める日はどれも予約がいっぱいで、約１ヶ月後に診察が決まりました。

その間に、どうやらガン細胞は増えていたのですが…。



つづく→

舌がん治療記録　（6）発症

当初の予定より１ヶ月遅れて行った診察。

「その後、具合はどうですか？」
と聞かれ、
「痛みはちょっと強くなった気がしますけど、見た目は変わりないです」
と答えました。

が、口の中を見た時、かなり先生の表情が変わったのを覚えています。

患部を何度も押さえたり、角度を変えて見たり…前回もその前も、丁寧すぎるほど色々説明があったのに、ほとんど何も言わずに、小さなメスのようなものを出してきて、
「ここ（患部）を少し切って検査に出します」
と言われました。

すぐに舌に麻酔をして、感覚はないけれど舌の表面を切り取った様子。
そして糸で縫合されました。

「１週間後に結果を聞きに来てください」と、麻酔が切れた時用の痛み止めをもらい帰ったのですが…。
さあ、麻酔が切れた時の痛いこと。

傷の痛みそのものは１日くらいで収まったけれど、縫った糸が引っ張られ、その度、飛び上がるほど痛かったです。

舌って柔らかいですからね。

それに、日頃意識していないけど、舌ってものすごく複雑な動きをしてるんですね。

ちょっと歯の裏に舌先を当ててみるとか、それだけのことでも、舌の根元から前後左右、無意識に、色々な筋肉を使って動かしているのが実感できました。

さらに、傷口が収縮するにつれて、縫った糸の先が飛び出して、歯茎にグサグサ刺さるんです（泣）。
ピアノ線が２本常に口の中に刺さっていると思っていただければ…。

そんなこんなで、まともに食事もできないまま、１週間後の検査結果を聞く日になりました。

この時点で、体重が４キロ減でした。

ひとつは口が痛いから食べられないという理由。
もうひとつは、「これって、ガンになっているんじゃないの？」という不安。
日を追うごとに、不安が強くなり、胸がつかえて食欲がさらに落ちていたのです。


つづく→

舌がん治療記録　（7）発症

検査結果を待つあいだ、できるだけ深く考えないようにしていたんですが、やっぱりかなり精神的に辛かったですね。

病気の診断に限らず、何事も、どっちになるか分からないときの方が辛くないですか？

どう立ち向かうかも決められないし。
最悪の結果から取り越し苦労だった場合まで、様々なパターンを考えてしまうからエネルギーを使います。

さて、いよいよ病院へ着きました。
夫や母に付き添ってもらうでもなく今回もひとり。もしもガンだとしても、よくドラマとかである
「ご家族の方、ちょっとこちらへ…」
っていうのはないですね（笑）。

診察台に座って、先生が近づいてきました。

その時、先生が意外と普通な感じで、「この間の傷口はどうですか？」と訊ねたので、
「あ、大丈夫だったんだ」
と直感で思ったのです。

…が。

私、これから相手がどんな話をするか、声の調子や表情でだいたい分かるし、めったにその直感が外れることはないんですね。

だけどこの時ばかりはみごとに外れ。

「ガンであって欲しくない」という願望から？
お医者さんはこれまで大勢の患者さんに病名を告げてきていて、いわば「プロ」のポーカーフェイスだから？

とにかく、検査結果は４ヶ月前の「角質化した細胞が認められます（＝粘膜が厚くなっているだけ）」とは打って変わって、「異型」「病変」などの文字がところどころに入った長い文章が印刷されたものでした。

「要するに…まあ、悪性腫瘍、つまり"ガン"ということなんです。」

ある程度予想はしていたものの、やっぱり、即座に「自分がガンである」と受け入れるのは無理ですよね(^_^;)

無言で検査結果表を見つめている私の横で、先生は、淡々と
「これで診断が確定しましたので、治療の進めかたをお話ししていきます」と続けました。

手術は少しでも早いほうが良いので、最も早く手配のできる11日後。
それまでに、転移を調べるためのCT検査、血液検査など。
前日夜に、家族を伴っての執刀医との最終説明。
当日の午前中に入院して、午後１時から手術…

などのスケジュールをその場で確認しました。


つづく→

舌がん治療記録　（8）手術前のいろいろ

ひとたび診断が出てしまうと、思ったとおり、けっこう冷静に今後のことを考え始めた私。

まず家にいる夫に電話して、
「検査の結果、悪かった。ガンやったよ。11日後に手術。」と連絡。

それから血液検査→入院センターで予約と説明→会計→薬局と、しゃきしゃき回ります。

実は、この日、検査の傷口の抜糸も同時に行ったので、この１週間苦しんでいた痛みがスッキリしたんですね。
ガンであるという事態は全然変わっていないんですが、絶え間ない痛みが消えただけで、かなり前向きな気持ちになれました。

薬局では、いつもとても感じのいい女性が受付してくれて、
「お薬のことで分からないことはありますか？」と訊いたり、ていねいに注意事項を説明してくれます。

でも、この時ばかりは、薬の名前を読みあげて確認する際に、
「UFTカプセル…えっ」
と言って絶句してしまい、こちらが気の毒なくらいで。

（※UFTカプセルは抗癌剤です）

帰りぎわに、なんと言ったらいいのか…という感じで、「大変ですね」と一言だけ声をかけてくださいました。

その時に、ああ、自分が日常（と思っていたもの）とは違う世界に一歩足を踏み入れたんだぁ…と実感したのを今も覚えています。

つづく→

今森光彦展に行ってきました

去年の病気の記録をちょこちょこと書いているところですが。

おかげさまで、今年は打って変わって（？）とっても元気。あちこち出歩いてますよ。

↑この、「おかげさまで」って言葉、３０歳くらいまで一度も使ったことなかったんです。

出産後、お祝いの言葉をかけてもらったり、子供が熱を出した時など、ご近所さんに「具合どう？」「おかげさまでだいぶよくなりました」みたいに少しずつ使うようになりましたが、去年、病気をしてからは、何もかもが「おかげさま」な気分ですね。

バタバタと忙しい時は、それでも忘れていますけど(汗)

例えば夕方ちょっと表へ出て、夕焼けがすっごくキレイだったりすると、
「おかげさまで、こんな景色が見られて…生きててよかったなぁ」
と、心から思います。

なんか、「生きててよかった」のハードルがものすごく低いですが（笑）。

逆に考えたら、どんなことでも幸せを感じられるお得な精神状態ってことだし、まぁ良いかと思ってます。

そういえば、９０歳以上のお年寄りにこういう心境の方が多いと何かで読んだこともあったっけ。９０歳…（笑）。


さて、前置きで終わりそうなダラダラぶりですが。

先日、『今森光彦の世界展』に行ってきました。

今森光彦さんはカメラマンなのですが、写真だけにとどまらず「自然」をテーマにした映像・アート・本・ルポなどたくさんの作品を世に出しておられます。

ラッキーなことに、今回は懸賞でペアチケットが当たったのですが、もともと今森さんのフィールドワークに興味もあり、娘たちも虫大好きっ子なので、大喜びで。

琵琶湖を取り巻く美しい風景や生き物たちの写真、そして、「切り絵」がまたステキです。
↓



会場の一角に、切り絵を体験できるスペースがあって、上の子とふたり黙々とハサミを動かしました。

↓完成した切り絵です♪




日頃、ごはんの支度で野菜の皮をむく、とか、ボタンが取れたから縫い付ける、ということはあっても、何かを「作るために作る」という時間は少ないんですよね。

なので、少しの間だけど充実した時間でした♪


あまりステキなので本も１冊買いました。

今森光彦の楽しい切り紙 (2008/01/25) 今森 光彦 商品詳細を見る

他のシリーズも出てます。

今森光彦の魅せる切り紙 (2008/07/14) 今森光彦 商品詳細を見る

今森光彦のすてきな切り紙―里山へようこそ (NHK趣味悠々) (2009/06) 不明 商品詳細を見る

須磨水族園の「ツボ」

先週、暑ーい中、神戸の須磨水族園へ行ってきました♪

参加しているママサークルの夏のイベントで、恒例のバス遠足です。

近くは何度も通っているし、学生時代は前の須磨海水浴場にも行ったりしてますが、水族館は初めて。

子供たちはイルカショーやペンギン、大水槽のエイやサメなどの大きな魚に釘付けですが、私の一番のツボはこれ！

↓何だか分かりますか？



穴にぎっちり詰まった子たち。
穴にぎっちり詰まった子たち…

そう、穴子（アナゴ）なんですね～（笑）。

わが家の一部屋より広い水槽の中で、全員が好き好んで、こんな細いパイプにぎっちりと（笑）
いや～笑った。

ところで、水族館では、とにかく子供たちが夏休みの一日を楽しんでくれればいいや、という気持ちだったのですが。

私の大好きな石井竜也さんの撮った映画「ACRI」や、アルバム「ACRISM」に登場する世界を連想させるものが意外にいっぱいで、思わぬところでACRIの世界を楽しんでしまいました。

（詳しくは、姉妹サイト『バブルスの「石と米のツボ」』で…(#^.^#)）